OBS Studio + Viqoでニコ生配信

ニコ生の放送環境をOBS StudioViqoに変更しました。
インストールなど結構面倒だったのでその方法をメモ。

OBS Studioを使うメリット

・Windows以外でも動く
Macでも配信できます。ただしこの記事ではWindows版を使っています。

・放送に使えるソフトが減る
OBS StudioとViqo(コメビュ)の連携が便利で5つから3つに減らせました。

元の環境
Open Broadcaster Software/OBSutil/FME Automator/やります!アンコちゃん/棒読みちゃん
 ↓
新しい環境
OBS Studio/Viqo/棒読みちゃん

・無料で使える
もちろん日本語にも対応してます。

OBS Studioのインストール

インストーラを公式ページのGet OBS Studioの下のWidnows 7/8//10からダウンロードしてインストール。

次にOBS Studioのニコ生用プラグインをダウンロードします。
githubのページからobs-rtmp-nicolive_2.0-win.7zをダウンロード。
7z形式で圧縮されているので解凍します。解凍方法
するとdataフォルダとobs-pluginsフォルダが入っているので、OBS Studioのインストール先の同じフォルダに上書きします。

上手くいけばOBS Studioの「設定」⇒「配信」⇒「配信種別」の部分にニコニコ生放送が追加されます。
下の画像の矢印の部分です。
OBS Studio setting
「ログインタイプ」をViqoの設定を読み込む、にしておくと次にインストールするViqoと連携できます。
OBS Studio上でのアカウント設定などが不要になります。
「映像ビットレートを自動調整」にチェックを入れると、映像ビットレートを放送時に自動的にニコ生の上限に設定してくれます。
音声ビットレートは調整されないので先に「出力」設定画面から設定しておきます。
「自動で配信開始と枠移動を行う」にチェックを入れると、Viqoで枠取りをしたときに自動的に映像配信を開始してくれます。

あとは「映像」設定画面で出力解像度を640×360にしておけば配信設定は完了です。

Viqoのインストール

ViqoはOBS Studioと連携できるコメントビューアです。
自動枠取りなどもできます。

まずはVisual Studio 2013 の Visual C++ 再頒布可能パッケージが必要なのでダウンロード+インストールします。

次にViqoをダウンロードします。
このページからViqo-2-3-3_windows_64_portable.zipをダウンロードします。
インストールは必要ないので解凍したファイルは適当な場所に置いておきます。

この段階で”viqo.exe”から起動できますが正常に動作しません。
OpenSSLをダウンロードする必要があります。

このページからopenssl-1.0.2g-x64_86-win64.zipがダウンロードできます。
解凍して”libeay32.dll”, “ssleay32.dll”, “openssl.exe”を”viqo.exe”と同じ場所に移動します。
これでviqoが動作するようになりました。

Viqoの設定

「編集」メニューの「設定」から設定画面が開けます。
Viqo account setting
MailとPassの部分にニコニコのIDとパスワードを入力、ログイン方法では「ブラウザを指定」を選択+普段使っているブラウザを選択します。
ここで「取得」ボタンをクリックして「正常にセッションが取得されました」と表示されればOKです。
ただしブラウザ側でニコニコにログインしている必要があります。

さらに「編集」メニューの「放送開始サーチ」から放送開始サーチ画面が開けます。
「有効にする」にチェックを入れて、「コミュニティ追加」で放送するコミュニティ番号を追加しておきます。

この状態では設定が保存されていません。
次に起動したときにまた設定し直しになってしまいます。
「ファイル」メニュー⇒「状態セーブ」⇒「デフォルト」をクリックすれば設定を保存できます。
これで次回起動時にも現在の設定が引き継がれるようになります。

Viqoと棒読みちゃんの設定

Viqoで取得したコメントを棒読みちゃんで読み上げできます。
Viqoの下の方にある「コマンド」タブを選択して「コメント受信時」にチェックを入れます。
さらに「”棒読みちゃんのパス\RemoteTalk\RemoteTalk.exe” /Talk %comment%」を入力します。
棒読みちゃんのパスというのは”BouyomiChan.exe”があるフォルダのパスになります。

設定したら状態セーブから設定を保存するのを忘れないようにしましょう。

放送時には棒読みちゃんは自分で起動する必要があります。

Viqoとコメジェネの設定

よく分からない。知ってる人がいたら教えてください。

放送開始

Viqoの「放送」メニューの「次枠設定」から枠設定画面が開けます。
この画面で放送タイトルやカテゴリなどの設定ができます。

あとは放送メニューの「今すぐ取得」をクリックすれば設定した枠が取得できます。
OBS Studioが起動されていればViqoと連携して自動的に配信が開始されます。

配信停止機能は無いようなのでニコ生の配信画面から停止してください。